地下世界の老朽化とリフォーム

先日、家の前にある道路で、水道管の工事がありました。朝から爆音級の騒音が鳴り響き、半日ほど続いたので、すっかり参りました(笑)。大切な工事とはいえ、この騒音、どうにかなりませんかね?と思いつつ過ごしておりました。
実は、先日、お仕事で以下のPRビデオ制作に携わらせてもらったんです。

https://youtu.be/3S6q6q0f8LI

こちらの協会は、老朽化した下水道管路について、道路を掘り返して新しい管路を埋め戻すのではなく、更生材と呼ばれる管路を補完する材料を管路内に挿入することで、古くなった既設管をリフォームする「管路更生工法」という工事を普及・推進して、その品質を確保することを目指している団体なんです。
この管路更生工法で工事をすれば、道路を掘り返すことがないので、迷惑な騒音も出ないとのこと。

このビデオ制作を通して知ったんですが、何でも我々が暮らしている都市の下には、上水道や下水道などの膨大な管路が埋設されていて、日本国内だけでも管路の総延長は約160万kmを超えるそうなんです。これって地球の周囲を40周できるぐらいの長さだとか。我々の下には巨大な地下世界が埋設されているんですね。

でも、この膨大な管路は耐用年数が約50年とされていて、これからの時代は、老朽化する管路に対して何らかの対応を迫られていくことになるそうです。
最近、都市部で道路陥没がニュースになりますよね。これら事故のうち一部は、管路の老朽化が原因だとか。知らないうちに自分たちの生活している街の下が老朽化しているなんて、怖い話しです。