今年の夏も下水道展に参加してきました。今回はブースの準備・設営と開催日初日にビッグサイトへ行っただけなのですが、酷暑はきつかったですね(笑)。思い返せば、約20年ほど前に初めて参加して以来、この真夏のイベントは、私の中で「夏の風物詩」になっています。
話しは変わりますが、夏の甲子園、熱戦、続きでしたね。高校球児のひたむきなプレーに年甲斐もなく目頭を熱くして、試合に見入っていました。
甲子園も私の中では「夏の風物詩」なんですけど、この酷暑の中、イベント運営側は、いろいろな対策をとっているようですね。試合途中のクーリングタイム、延長10回目からのタイブレークなどなど、真夏のイベントとしての伝統は守りつつも、高校球児の健康を守ろうとする数々の試みには頭が下がります。
他方、下水道展については、関わっている方々からは、
「毎年、同じ展示内容でマンネリ」
「真夏にやる必要があるのか?」
「下水道業界人の同窓会か、安否確認の場でしかない」
と、あまり好意的な意見が聞かれないのが正直なところです。
ただ、個人的には、下水道展の運営側も、いろいろな工夫と改善をしているなぁ、とは感じています。例えば、昨年の下水道展から導入された、準備期間中の残業時間制限(ある時刻以降の準備作業は有料となる)は、このイベントの裏方からすると、とてもよい試みだと感じています。なんせ初めて下水道展の準備お手伝いに行った20年前では、時計が夜12時を過ぎても平然と作業が続いていましたからね(笑)。
昨年、この有料残業の話しが出た時には、
「本当に準備作業が終わるのかな?」
と半信半疑だったんですけど、人間って不思議なものですね。余計なお金がかかるとなると、規定時間内でなんとか準備作業を終わらせようと最大限の努力をするんですから。でも、これってお金の面だけではなく、酷暑の中、準備作業で疲弊している裏方さんの健康を守っている側面もあるんじゃないですかね。
下水道展も甲子園も、長い伝統を守りつつ、この桁外れの酷暑にスマートに対応する柔軟さを持ち続けていただきたいものです。